紙一重

ひさしぶりにふらりともどってきた。
午後の授業が不意につぶれてしまったけれど、何もする気が起きなくて、カタカタこれを打っている。

大学が始まってから余裕がゼロだったので、全くブログを書かなくなった。

たくさんたくさんあれから考えたことがある。

全部書くには時間が足りなさそうだから、今考えていることについて書く。

片手には生がいる。
そしてもう一方の手には死がいる。

まだ、死の手を振りほどけないし、多分生まれてこの方ずっと片方の手を死と繋いでいたんだからしょうがない。

去年のちょうどこの時期、生に差し出していた手を振りほどこうとした。
死と両手を繋ごうとした。

苦しさから逃れるために、手段がそれしか思いつかなかった。

最近は生とつないだ手を強く握りしめている。
死から手を引かれることはほとんどなくなり、おとなしく静かに手を繋いでいるだけで、意識しなければ手を繋いでいることも忘れそうになる。

たぶん、心が満たされたのだと思う。
ずっとずっと欲しかったものが手に入った今、生きることが苦痛ではなくなったのだ。

さいころからずっと欲しかったもの。
それを手放さないように、ずっと手を握り続けていたい。

一番弱かった部分を優しさが埋めてくれたのでもう大丈夫だと思う。薬よりカウンセリングよりも何よりも一番心の底から効いた。

幸せな感情があることをここに残しておくのも悪くないよね。